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【コラム】食品表示と不祥事


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最近、洋菓子のメーカーであるS社が、下請法違反で

公正取引委員会より是正勧告を受けました。

 

「工場直営」のキャッチコピーで有名ですよね。

店内は洋菓子・和菓子・アイス等…

クオリティが高く、そして驚くほどの廉価商品が並んでいます。

 

 

実は私が最初に就職した会社が、この洋菓子メーカーと取引してました。

販売先上位10社に入る会社であったと記憶しております。

 

価格等、とにかく納入条件が厳しくて、当時は「なぜこのメーカーと取引しているか…」

と疑問に思う事もありました。

 

納品営業担当はいつもトラブルが出るたび、「心臓に悪い」と嘆いていました。

このメーカーのいわゆる資材担当は、いつも担当者に圧力をかけており、

時にはFAX1枚で一律3%の値下げ要求もやっていました。

事実です(のちに撤回)

 

この洋菓子メーカーが、3月に大きな回収をしたことが

「リコールプラス」というHPに掲載させていました。

 

内容は、ケーキの原材料に「バター」の表示が無かったとの事でした。

ケーキにバター、あるいはその類の原料を使うかどうかは

食品関連事業者であれば、常識的にわかっていたはずですよね。

何が洋菓子メーカーで起こったのでしょうか。

 

結局、企業の姿勢というのは、こういった「下請けいじめ」であっても、

「表示違反」であったとしても、その根底は「コンプライアンス意識の欠如」

だと思います。

 

今回は洋菓子メーカーが、回収しただけマシといったケースではないでしょうか。

 

私が過去に勤務したメーカーは、いわゆる「食品偽装」を行い、

回収し、さらに次の年も表示違反で回収し、しかしその本当の理由は公表せず…

いまではその回収した事実ですらHPから削除しております。

 

結局消費者にバレなければいい…

そのような企業姿勢の表れかと思います。

 

食品偽装は特殊詐欺

 

特に食品業界は平均収入が他業界と比較してが高くなく(経済産業省データより)

まじめにコツコツ継続することが望まれます。

 

食品表示に関して疑問点等ございましたら、当HPよりお問合せ下さい。

 

無料相談お承り致します。

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