【コラム】食品表示の現状について②
- 中村 仁
- 2024年12月31日
- 読了時間: 2分

ことしもいよいよあと僅かですね。
今年も残念ながら、食品偽装が根絶することはありませんでした。
表示違反と食品偽装は、私見では根幹が全く異なると考えています。
食品偽装は特殊詐欺。
内部告発でもないと、その実態はなかなか判明されないのが現状です。
特に産地偽装は消費者が判別することは難しいのかなと考えます。
おそらくは不当に利益をあげて、自分あるいは自分たちさえよければ
といった考えがあるのでしょうか。
非常に残念な現実ですが、今後、消費者を騙す行為は慎んでもらいたいと
思います。
表示違反の商品は、世の中に割とあふれていて、よく見かけます。
それをメーカーに問い合わせしても、自分たちの見解で押し通す・・・
特に大手といわれるメーカーにその傾向が顕著でありました。
この2年の活動での実感ですね。
大手は表示違反を知っていて販売し続けるケースもあるのが現状です。
つまり、消費者を騙しても、自分たちの不利益は隠す。隠ぺい体質なのかなとも
考えます。
外食については、一部を除いて食品表示基準は適応されません。
が、
大手ハンバーガーチェーンのメニューと実物の乖離
外食での過剰な表示(無添加等)
大手コンビニエンスストアでの、容器塗装(中身をよく見せる為)
や上げ底弁当、ハリボテサンドウィッチ問題。
これは全て景品表示法違反と考えることができると思います。
大手のケースは、消費者庁に問い合わせしても、なぜか対応はしませんでした。
皆様のご家族、お子様を騙してまで、利益を得る必要があるのでしょうか。
少し暗い話題になってしまいましたが、引き続き表示違反については
マンパワーでメーカーと折衝していこうと思います。




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